パロサント(Palo Santo)とは

パロサント(Palo Santo)とは、学名は「ブルセラ・グラベ・オレンス(Bursera graveolens)」と呼ばれる樹木で、主にペルーやエクアドルに自生しています。パロサントの名前はスペイン語で「聖なる木」を意味します。古代インカ文明やアンデス文明時代において、この木は宗教的な儀式や祈りに使用されていたとされているためです。この樹木は古来より香木として知られ、現代でも香水やアロマオイル、お香の原料としてに使用されることで知られています。

近年、アロマ療法やナチュラルな療法に関心が高まったことにより、世界中で人気が高まっています。パロサントは、香木やアロマオイルとして使用されることが多く、その香りが魅力的なために世界中に広がりはじめています。

しかし、その豊かな香りからパロサントは乱獲され絶滅の危機に見舞われました。現在ではペルー政府が厳しく管理監督を行っており、天然のパロサントの倒木のみが採取が認められ、政府の許認可を得た事業者だけが輸出を認められています。

その香りは、深みがあり、ほのかな甘さを帯びた芳香を感じさせ、その特徴的な香りは、ストレスや不安を和らげるリラックス効果を持つと考えられています。

パロサントの香木スティック
長さ10cm前後、太さ1cm前後、重さ9g前後

パロサントの香りは、主に木の幹に含まれる樹脂中に含まれる成分によって生み出されます。樹脂の中に含まれる成分は、カンフェリン、リモネン、テルペン、グリセリンといったアロマ成分を含んでおり、お香として用いることで様々なアロマ体験を味わうことができます。

カンフェリンは、ストレス解消や睡眠改善に効果があり、リモネンは、抗酸化作用や抗菌作用を持ち、テルペンは、鎮静作用を有します。一方で、グリセリンは、抗炎症作用を有しています。このように、パロサントは豊富なアロマ成分を含んでおりますので、使用することでストレス解消や睡眠改善、抗酸化作用や抗菌作用が期待できます。

パロサントの優しくほのかに甘さのある香りが、ストレス解消や睡眠改善に効果があることから、アロマ療法においても重要な役割を担っていると考えられます。日本国内でも人気が高まっているため、アロマ療法に興味のある方には是非試していただきたい香木です。

またパロサントは、古代から祈祷や祭祀に使用されることで知られています。古来より身体や環境、精神に流れる悪いエネルギーを除去する効果があるとされています。パロサントを火を灯して煙を立て、部屋や身体を煙で清めるスマッジング(smudging)の方法で現在でも非常に多くの人々に利用されています。

パロサントの煙は、邪気を払い、心を落ち着かせる効果があり、抗菌作用もあるため、空気の浄化にも効果があります。パロサントでスマッジングを行うには、パロサントに火を灯し、ある程度の熱がパロサントに回った後に火を吹き消すことで部屋中に煙を広げて回ることで、全身に溜まった悪いエネルギーや空間に溜まった悪いエネルギーを浄化することができます。スマッジングを行う際は、火の取り扱いに十分注意して行うように心掛けましょう。

パロサントマーケットでは、B2B向けのパロサントスティックのペルーからの仕入れ輸入代行、卸販売を行なっております。仕入れをご検討中のブランド様、お香業者は無料サンプルもございます。まずはお気軽にお問い合わせください。

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